『28歳の仕事術』という本を読んでみた。 〜ビジネス本の入り口としては良い本だと思います。

 内容的には、今流行りの小説風ビジネス本です。
 企画を作り実行する手順を小説風に書いたものです。
 正確には、ビジネスプランなのかもしれませんが...

28歳の仕事術―ストーリーでわかる! 失敗しないフレームワークの使い方 (日経ビジネス人文庫)

28歳の仕事術―ストーリーでわかる! 失敗しないフレームワークの使い方 (日経ビジネス人文庫)

 一冊で、マーケティングや企画の方法、スケジュール管理などの方法を盛り込んでいます。


 仕事術という表題に恥じない内容になっていると思います。


 良くあるビジネス本は、それぞれのカテゴリー専門の場合が多く。実際の仕事のためには、何冊の物本を読まないといけません。
 この本は実務経験のある人が複数人で書いているためか、バランス良くポイントを押えて、実践的に書かれていると思います。


 何より良いのは、シンプルで判り易くて読みやすい点か。
 専門書とか、他のビジネス本は、ページ数を増やすために、簡単なことを長々と書くのだが、それがない。
 むしろ、書きたいことがいろいろあるのを、一生懸命あるのを絞り込んだ感じでしょうか。


 使い方としては、入り口として、この本を読んでみて、
 さらに深堀したい場合は、それぞれの専門書を読むという感じが良いと思います。
 もっとも、専門書って、内容が曖昧すぎて、判り辛いんですけどね。


 フレームワークの使い方の駄目な例なども載っていて、細かいところが良くできていると思います。


 28歳の仕事術となっていますが、28歳以上、以下の人でも読んでも良いと思います。
 もっとも、50歳の人は、本のノリについて行けないかもしれません。


 単純に企画の人だけではなく、営業の人とかが読んでも面白いかもしれません。
 今時、マーケティングや企画能力が不要な営業なんてありませんから。