オリジナルを作る難しさ 〜少年ガンガン特別大賞作がマルドゥック・スクランブルに酷似

 近頃、この手の話が多い。
 重箱の隅をつついていることも多いのですが、この場合は、そこまで似せなくても、というくらいストーリーのプロットが似ている。


 このページでは、たびたびオリジナルを作るまでの手順として、守破離を言っています。
 判り易く言いますと、
守=コピー
破=アレンジ
離=オリジナル 
 です。


 絵でも、音楽でも大抵のことは、この順です。
 問題は、破(アレンジ)段階の人が、オリジナルといって作品を出してしまったこと。


 そして、選ばれてしまったこと。
 基本的に、全ての作品を知るのは無理なので、チェックを突き抜けるのは無理もないのですが...


 著作権法違反では、訴えるのは無理でしょう多分。


 他にも「メガバカ」というのが、トレースで怒られてしまいました。
 こちらも、著作権法違反では、訴えるのは無理でしょう多分。


 しかし、倫理的な問題が発生するのは確かです。


 両方の方も、デビュー出来るなり、賞をもらえるわけですから、それなりの水準に達していたわけですから。
 もったいない物です。

 
 詳しくは判りませんが、両方とも、友達に見せるなど、相談相手はいなかったのでしょうか?
 1人で、全てを創作するのは、非常に困難ですので、友達に見せるなどして、アイデアをもらうなどの行為をしていれば、別の育ち方をしたのでは、と思ってしまいます。


 もう少し、頑張れば、誰にも叩かれることなかったのに。


【いっそうのこと、アレンジコンテストをしては】


 近頃は、メディア展開といって、小説を漫画へなどは、当たり前のように行われている。
 この場合、ストーリーのオリジナリティは必要ない。むしろ、オリジナリティは邪魔にすらなる。