こちらの記事「「良い企画」の条件 または「良い斬新」とはなにか」を読んで。
う〜ん、おっしゃる通りとしか言いようがない。
一般に素人ほど、そして若いほど、「良い企画」とは「斬新な企画」だと思いがちだ。
これも、ある種、ビジネス本や大学などの教育の弊害かもしれない。
ビジネス本や大学では、差別化が重要と良く言われる。
大学の論文や作品において、他者と同じであること=OUTを意味するので、判らなくもないのですが...
そのため、ある種、差別化の暴走というのが起きる。
単に違う。単に新しいだけで、そこに価値はない。
大学では価値はあまり重要ではない(というより、そこまで求めると...何もできなくなってしまう)
ビジネスにおいては、価値の方が明確に重要。
差別化、価値というよりも、「買うための理由付け」と言った方が、判り易いのかもしれない。
(これは判り辛いか...)
【創造】
結局、多くの創造的行為はパクリ。一部が新しいと言うの実情。
イノベーション自身も、新結合って訳す場合もあるし。
良い悪いではなくそれが現実的なのだろう。
近頃、ネットで○×は、▼■のパクリと騒ぐ人がいる。
でも、▼■は、別のもっと昔の■▼と似ていたりする。
単に、その人が若くものを知らない(当然ですね)だけで、▼■をオリジナルであると思ってしまう訳です。
これは、ある種幸せなことですし、多くの人に取って当たり前のことでしょう。
いろいろ知っているのは、結局、年を取ったマニアでしょうか。
多くの人は、何百ものゲーム・映画や何千もの小説・漫画を読んでいるわけではありませんので。
だから企画書を僕に送ってくる時はね、「テーマ」か「斬り口」、どっちかがありふれてて解りやすいものを送ってくるようにして欲しい。
このかたは、落とし所が上手い。
ここら辺のバランスが、重要だと思う。
【パクル時のこつ】
マイナーで良い物をパクル。
メジャーで良い物はバレルので。
マイナーで良い物は、他に知られていないというだけではなく、多少問題・難点を抱えている場合がある。
この問題・難点は、自分の好みに合わない点と言う解釈でも良い。
その問題点を自分の創造性で改善すれば良いのだ。