前回、役人・公務員の給与は、安い方が良い(高すぎないほうが良い)。において、高い賃金が、善意を持たない人を集める可能性があることについて書きました。
逆に、善意を利用して、賃金を抑えることも可能だ。
介護の人は典型的なこれだ。これを上手く使えば、安く人を雇うことが出来る。そして、中間マージンを取って、ガッツリ儲けることもできる。
注意:別にワタミを非難しているわけではありません。ビジネスとして良くできるていると、分析しているだけです。
【賃金を抑える】
働く人の得る報酬は、お金だけではない。また、働く人の目的もお金だけではない。
社会のために役に立つという善意も、働く目的・報酬になる。
ガイアの夜明けのワタミを見て、そう思った。月9万円。年100万円前後。
これ以上多いと所得申告などが必要になり、所得が増えるを嫌がる人が多くなる。
所得申告のめんどくささと善意を利用すれば、安く抑えることが可能だ。
【ビジネスとしての細工】
顧客の年齢を絞ったところだろう。単純な宅配ではなく、高齢者(弱者)への宅配に絞ることにより人々の善意を引き出すことが出来る。
また、善意を引き出し、賃金を下げることにより、他の業者に対して、価格優位性を持つことが出来る。
【高齢者ビジネス】
高齢者ビジネスに参入しようとする業者は多い。ワタミのビジネスモデルは、収益を上げるためのヒントになるのではないのだろうか?