駅袋化

 駅袋化は、私が作った造語ではないのですが、良い得て妙なので使わせもらいます。
 駅袋化とは、「駅ビル内に消費者が滞留する傾向」です。
 駅袋化とは、池袋とかけたものです。池袋は、日本最大級の東武百貨店西武百貨店などが駅ビルにあり、駅ビルの影響が多い街です。そのため、駅ビルが大きいため、駅から離れ時の商業施設のスケール感・ボリューム感は意外とないです(また、遠くにサンシャインシティがあり、そことの道が一番賑うなど、街としては独特な構造となっています)。
 近年、JRがエキナカに力を入れているため、都心部で駅袋化が顕著化しています。まぁ、昔から私鉄を中心に駅ビジネスはありましたが、近年は、名古屋・札幌と地方の中核都市に置いても、JRタワーなどJR駅ビルビジネスの強化により顕著化しています。
 そして、駅袋化の一方、以前中心地だった、地下鉄駅である栄や大通りは、元気をなくしています。
 JRと既存小売の競争は、激化する一方、JR優位で進むと思います。また、スーパー紀伊国屋を買収したように、思わぬ買収・提携をJRが仕掛けてくるかもしれません。

PS
 世の中、地方は郊外ショッピングモールが増える一方で、都心においては駅袋化するという対照的な光景を見せています。