トヨタのリコール 品質保証的にどうよ

 時速20kmからの制動で氷盤があった場合、通常のABS(0.4)に比べ、0.06秒余計(0.06)に空走するらしい。

 「私どもは、お客様の感覚と車両の挙動が少しずれていることによって、お客様が違和感を感じられるという問題だと認識していた」と言

 CAR WATCH(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20100204_346937.html)より抜粋
 どうにも、古い種類の品質の考え方のようだ。
 スペック・設計に合ってるか、合ってないかの品質であって、お客にとって品質ではない。
 車の運転にとって、「客様の感覚と車両の挙動が少しずれていること」は、事故の原因になりマズイのではないだろうか?
 人間は、自動車を反射神経ではなく、予測により運転する。0.06秒は、人間が感知できる時間であり、違和感を感じさせるには十分な時間だ。
 ゲームだったら、処理オチ感、重いと言った感じを与えるだろう。
 はっきり言って、品質管理分門の上層部は、全員グループから追放したほうが良い。
 古い考え方の人を改めさせるよりも、新しい考え方の人を下から上げたほうが遥かに早い。それとも、トヨタ全員がこんな考え方なのだろうか?

トヨタの改善の本を読んで違和感
 改善の本を読んで参考にするのですが、正直、人間のジャストインタイム(必要時、必要なときだけ、人を雇う)だけは賛成できなかった。人は物でも在庫でもない。
 口では、人大切にするというが、人を物として扱う企業文化が根付き始めているのではないだろうか?
 工員を物として扱い始めているうちに、お客さまを物として扱い始めるのでは?
 杞憂であることを祈りますが。