2016年、大赤字だそうです。
まぁ、赤字なのは今に始まった訳ではありませんが。
なぜ、近年、経営が急速に悪化しているのか?
理由は幾つかあるみたいですね。
ここ数年、設備投資費と修繕費が大幅に増えているんですね。
二つ合わせて、200億円〜300億円ほど。
手抜きが発覚したため、真面目にやり始めたのか。
メンテナンスの手抜きをしていたため、修繕費が増加しているのかもしれません。
◆問題隠し
Jr北海道は、雪対策・除雪費がかかるのは判るのですが、
そのために、いくらかかっているのか全然発表しないんですね。
本当に、それが原因なのか? どの程度深刻なのかが、公表されていない。
こういう会社は、コスト管理が雑です。
雪対策・除雪費は、他社よりもかかっているでしょうが、
他の無駄のコストも、雪名目で全部隠蔽されている可能性があります。
◆全線赤字
この会社、管理費を入れると全線赤字なんです。
人が大量に乗っている札幌圏ですら赤字なんです。
つまり・・・・人を乗せても赤字なんです。
北海道って、雪が凄いのでコストがかかる反面。
雪が凄いので冬になると、移動手段を鉄道移動に切り替えるんですよ。
◆メンテナンスの近代化なるか?
メンテナンスにお金がかかると言っている割には、やっていることが古い。
この会社、全般的にコスト管理がなっていないですね。
多分、上の人は、帳簿を見て、コスト削減を叫んでいるだけで、技術革新でもって、コスト削減をしていないんですよ。
線路点検車両のあまりの古さにがっかりしましたよ。
中身の古さは不明でしたが、何十年も前のもの。
ハイテクを駆使して、細かく検査して、早めに治して、コストのかかる大規模修繕を抑制する気がない。
どうしようもなく古くなってから直そうとするから、お金がかかる。
◆運賃体系と運賃管理
値上げをしても、短期的には良くても、中長期的には、値上げは寿命を縮めます。
売上が数年は良くても、利用者の減少率が高くなったりするので、傾きが急になるんですね。
結局、赤字は前と同じか、酷くなるんです。
正直赤字脱却は難しいんですよ。
下手に運賃をあげると。
結局、高くて不便で誰も使わない赤字の鉄道になり、しょうがないねで、廃線。
安くて、便利で、みんなが使う赤字鉄道なら、存在価値があるんですけどね。
飛行機の LCCが、なぜ安いのか?
値段を下げて、たくさん人を乗せるからです。
空気を運ぶよりか、安くても人を運んだほうが良いためです。
でも、鉄道の人って、こういう考え方をしないんですよね。
早割設定しても、値下げ幅が少ない。
鉄道なんて、100%以上乗せても問題ないんで、早割して、ガンガン人乗せたほうが良いんですよ。
北海道は広いので、鉄道+レンタカーにしたい旅行者は多いんですけど、鉄道が高いんですよ。
特に問題になるがファミリー層。
大人二人・子供二人なんてなったら、かなりの金額になります。
だから、みんなレンタカーにしてします。
シーズンオフなら、
大人一人につき、子供2人無料でも割が合うんですよ。
で・・・人が乗れば、サイドビジネスができるんですよ。
◆スロット・パチンコ列車はできないものか?
海外のLCCでは、座席でギャンブルができるのがあるんです。
国内でも不可能じゃないはず。
カジノ特区とか言っていますが、JR北海道の鉄道こそをカジノ特区にすれば、鉄道再生になるか?