創造力コーディネータという表題なのに、ちっとも、創造力に関して書いていない今日この頃。
こちらの記事に触発されて書いてみました。
この本自身は、10年以上前、大学時代に読みましたがなかなか良い本です。
私自身、セミナーなどでは、この本を紹介いたします。
もっとも、セミナーは短時間ですので、これの全てを覚えて、習得していただくのは無理です。そのため...「新しさにこだわらない事」「60点主義」だけは、最低限、覚えていただくよう努力しています。
■「新しさにこだわらない事」
アイデアを出すのに、「新しさにこだわらない事」とは、矛盾しているようですが、重要です。
例えば、問題解決の世界では、問題解決さえできれば良いので、新しさは、どうでも良いのですが、新しさに拘る人がいます。
企画でも、ビジネスでもそうです。新しくないとライバルを出し抜けなそう気がするのですが、お客様は新しさよりも、実利(美味しさや楽しさ、安さなどなど)を求めます。
しっかり、実利を提供できるのが良いアイデアなのですが、多くの場合、新しさ>実利になるため、「新しさにこだわらない事」というのが重要になります。
■「60点主義」
初めから、完璧なアイデアはありません。完璧じゃないから駄目、欠点があるから駄目では、自分もアイデアが出ませんし、他人のアイデアを潰します。会社は1人ではないので、自分のアイデアを良くすることはもちろん、他人のアイデアを良くすること、そして、最低限潰さないことが重要になります。