AIの技術?にGAN(「敵対的生成ネットワーク」)というのがあるだけど、これがなかなか興味深い。
非常に簡略・暴論的な説明をしますと。
創造者(Generater)と評価者(discriminaterは分別機、分別者が正確な訳)の二つのAIが存在していて。
創造者は、手本と見分けがつかないレベルの作品(創作物)を作ろうと努力(学習)する。 多くの場合は画像や文章など。
評価者は、手本と創作物の見分けがつくように学習していく。
面白いのが、評価者(分別者)の判断根拠情報が、創造者側にも流れる点。
そのため、最終的には真偽だけの判断基準だけなんだけど、創造者は予想以上に創造的になっていく。
嘘半分で、シンプルな説明をしますと。
人間の場合、人間の評価者(評論家)と創造者は別れていて、駄目・クソ・イマイチとかしかないわないけど。
AIの場合、評価者と創造者が密接で、評価者は評価ポイントを創作者に流している。
(厳密には違うけど)
そのため、AIの創造者は急速に学習していく。
良い評論家が、良い創作家とは限らないけど、
良い創作家は、良い評価者のことが多い。例外も多いけどね。
脳内に良い評価者を持つことにより、単純に良い悪いだけではなく、評価ポイントを創造にフィードバックさせているのだろう。
そう考えると、人間の意識システムは、GAN:「敵対的生成ネットワーク」の変形版なのではないだろうか。
つまり、人間の一人の頭の中には、評価者と創造者がいて、評価者は創造者に適切なアドバイスをしている。
で、人間の意識というのは、創造者(無意識ジェネレータ)の出力結果を見ている評価者みたいなものかもしれない。
頭の中に浮かぶ、イメージや言葉は基本、創造者の言葉。
で評価者がそれを見ている。
AIとの違いは評価者も言葉を返す点。
所詮、ふと頭に浮かんだアイデアなので、証拠はない。