恋愛は、なぜ苦しいのか? 文化と制度で作られる苦しみ

恋愛は、なぜ苦しいのか?

理由は、簡単。

人間の心のデザインと社会構造があっていないから。

 

例えば、一夫多妻の社会があります。

この社会では不倫は禁止ですが・・・・

一夫多妻社会ですので、好きな男性が結婚していても、結婚できる可能性があるわけです。

 既婚者を好きになってしまい苦しむ女性、不倫で苦しむ女性は大幅に減るでしょうね。

 

 まぁ、一夫多妻制度なら、男があぶれてしまいますね。

 

 昔の人間社会は、集団で狩りをして、集団で餌をシェアして、集団で子育てをする社会ですので。

 一夫一妻制度でも一夫多妻制でもなく、乱行型というか多夫多妻制だと考えられています。

 乱行型といっても完全なフリーセックスではなく、共同子育てを前提とした乱行型です。 母親や父親が死亡したとしても、子育てが保証されている共同体です。

 

 好きな男性や女性は独占できなくても、Hはできるわけです。

 

 で、女性は好きな男性の子供を妊娠できる可能性もあるわけです。

 男性も好きな女性に子供を産んでもらえる可能性があるわけです。

 

 現在のように好きな異性が独占されることはないので、当然のことながら、恋愛の苦しみなんてものは、大幅に少ないわけです。

 

PS

 中世の時代は、自由恋愛ではなく、親が決めた相手との結婚でした。

 そのため、不倫は、独特な美学を持っていましたが。

 自由恋愛の時代の不倫は、相手に対する裏切りと解釈されてしまいます。

 恋愛の価値観は、社会制度や文化の影響を受けるものです。 

 

PS 

 なぜ、心のデザインと社会構造があっていないかは、経済や政治が原因です。

 政治体制や経済体制は、変化していきます。

 経済体制や政治体制の変化のスピードに、心の変化がついていけないためです。

 

PS

 男性中心社会ではなく、母系社会だと考えられます。

 簡単にHできる社会ではなく。

 売春みたいに感じられますが、1回5万円などの1回だけの関係ではなく、事前に何百万円も貢いで、信頼を築かないと無理でしょう。 入会金と月々がある会員制でしょうか・・・