地域分権の時代というけど...実際は逆に進んでいる。 

 地方分権が叫ばれることが多いですが...


 実際に起きていることは、自治体の巨大化。
 政治と市民の距離は離れ、一体感は失われている。

 
 2000年代に入り、政令指定都市が増えた。
 政令指定都市は、県との関係で見ますと、市に権限が移るので、分権のように見えますが...
 政令指定都市になるために、合併で巨大化しているので、市民と市との距離は遠くなる。


 さらに、大阪都構想は、市が府に取り込まれるわけだから、行政機関の巨大化だろう。
 区に自治権を与えるので、ある意味、政治と市民の距離が縮む可能性はあるのですが、中間の自治体である府が巨大化するのは間違いない。

 
 結局、地方分権なんて言っているけど、自分たちの権力拡大願望の口実以外の何物でもない。


 ちなみに、都道府県の地方公務員の給与は、国よりも高い。
 国よりもチェックが甘アマなのが、地方だ。