大学卒の品質が落ちたので、学校名がますます大切になる。

 こんな記事が、ネットにあった。「大卒学生の3分の2はもはや高卒レベル」
http://president.jp.reuters.com/article/2011/03/02/77B96F70-3E65-11E0-88F5-CCE63E99CD51.php
採用する方はこういう風に見ている、という一例です。
 プレジデントは、中間管理職より上の役職向けの記事ですので、こういう記事が出るということは、企業サイドの意識をあらわしていると見えます。

2005年に書かれた記事を見ますと中学生レベルの大学生がいると書かれています。
入学時が、中学生レベルなんだから、卒業レベルが昔の高校生でもなんら不思議ではない。
http://university.main.jp/blog2/archives/2005/06/post_1265.html
この記事・データ自体疑わしい面もあるのですが...英語でも同様な話を聞いたことがある。
意外と実態に近いのかもしれない。

こんなもんだから、大学大卒の品質保証機能は限りなく低い。悪貨は良貨を駆逐するの世界で、もはや負のシグナル(?)が働いている。
良い悪いの見分けがつかないため、一律に悪いとレッテル貼り状態になる。
人事サイドも、品質保証の方法が判らず、とりあえずということで数少ないヒントである、学校名がより重要になる。
【火に油を注ぐネット】
さらに輪をかけるのが、ネットでの応募。膨大の量で、何万もエントリーが来る。
当然、人事部が見れるわけがなく、機械的な選択が行われる。そこで使われるのが『学校名』。

何のために、ネットにして膨大なエントリーを集めているのか、意味不明だ。

【結論】
 今はゆとり世代なので、昔の学生並みに努力すれば、早稲田・慶応はそんなに難しくない(90年代初頭の大東亜帝国レベル)。
 出来る限り、良い大学に入りましょう。