特報首都圏「東京 “住みたい街”が変わる?」を見て

 いぜん、「東京の重心は、少し北東に行くのかな?」という記事を書きましたが、NHKに取り上げられるくらい、北東部が元気になっている・人気があるみたいですね。
 馬喰横山に住んでいる知り合いは、居ませんが日本橋人形町に住んでいる人から話を聞くと、広くないですが家賃も思ったより安く、住みやすいと言う話。
 葛西に引っ越した知り合いも居るし、ニュース通りと言えばニュース通り。
 赤羽に住んでいる知り合いは居ないのですが、仕事で赤羽に行ってみて、新宿・東京に電車一本で行くことが出来、意外と便利だと思った。
 番組では取り上げられなかったが、日暮里も微妙に人気がある。

【下町・商店街】
 地方はショッピングモール文化なのに、都心部では商店街の名店が人気がある。
 地方が自動車文化なのに対して、都心は若者の自動車離れもあり、若者は完全に徒歩・鉄道文化。そのため、駅前商店街の充実度が街を選ぶ点でも重要になる。商店街の充実度と言えば、東京西部ではなく、東京東部。西部の郊外は駅前商店街以外は衰退しまくっていて、東京西部では街の便利度が低下している。そう言う点から見ても、都内北東部は人気が出るはず。

東北縦貫線計画】
 東京駅に行くと、気になるのが、東京駅北側の工事。2013年に東北本線の列車線を東京駅まで乗り入れさせ、東海道本線と繋がるための東北縦貫線計画に基づく工事だ。これにより、東北本線宇都宮線〉・高崎線常磐線常磐快速線〉が東京駅へと直通する。これにより、北東部の東京駅、品川へのアクセスが大幅に良くなる。北東へのシフトを進めるものとなるでしょう。
 
【新宿から銀座へ】
 第二次ベビーブーマーが30代後半から40代前半になったためか、東京・銀座・有楽町界隈が妙に人気がある。西武有楽町百貨店は閉鎖したが、銀座衰退したと言うよりも、客層の変化についていけなかったのだろう。確かに、昔より客単価は落ちたかもしれないが、人出は増え、年齢層もバラケて、多様性が感じられる。
 東京駅西口の妙に広い役立たずの空間が改善されれば、もっと人手が増えるのではないでしょうか。

【千葉はどうする】
 東京の北東部へのシフトは、千葉・埼玉・茨木に影響を与えるはずだ。特に衰退が激しい千葉市は悪い方の影響を受けるでしょう。
 千葉県は、成長力として取り込めるだろうか?
 鍵は、北総線の運賃低下と都営新宿線の延長だろう。都営新宿線の延長は、私の妄想だと思われるかもしれませんが、東京10号線延伸新線として、千葉県の計画(妄想)があります。
 実現には、県知事の英断が必要ですが...まぁ、無理でしょうね。