地理の勉強法 その2 今年(2011年)のセンター試験を解いてみる。

【第2問題】
 ここは、難易度は低いです。しかし、確実に知識を知っている必要あり。

【第2問題・問1】
 ポイントは、ウ 日本と韓国に印かがある。両方とも、生産が少なく輸入が多いので、ウが輸入と判る。アとイ、どちらが輸出で、どちらが産出量か?
 アメリカと中国を見れば判る。両方とも産出国であり、輸入国。というわけで、イが産出となる

【第2問題・問2】
 一般的に石炭がたくさん出る国は、石炭の火力が中心。温暖化問題のニュースを読んでいると、どこがCO2削減に積極的で、消極的かがヒントになる。
① 原子力の記述が間違い。一般的に石炭がたくさん出る国は、石炭の火力が中心。
② 水力が過半数が間違い。インドも石炭産出国
③ 正解。環境問題に関心が高く、石炭の産出国。
④ ブラジルは水力中心。ブラジルとアルゼンチンの国境になる世界最大級の水力発電所は有名。
 天然ガスによる火力という記載がおかしい

【第2問題・問3】
 これは、日本と韓国が造船業界で現在ライバルであることを知っていれば、直ぐに解ける。
 Aの線は、日本を大幅に下回るので、ライバルとは言えずイギリスだと直ぐに判る。
 日本の2007年に近いところが、韓国の近年なので、サは2007年と判る。

【第2問題・問4】
 これもサービス問題。
 日本にはセメント工場が多い。セメントは日本が自給できる数少ない資源ということを知っていれば...日本が入っている②がセメントだと直ぐに判る。
 中国・インドの高度成長と建築ブームからセメントの消費が多いのでは?とは予測しても可能。

 ワインと言えば...フランス、イタリア、スペインと言う訳で、④
 砂糖と言えば...ブラジルで③。エタノール車を覚えていてもいいかも。
 パルプ①は、フィンランドスウェーデンが入っているので、比較的分かりやすい。

【第2問題・問5】
 これは本当に知識問題。
 あえて推測するなら、オーストラリアや南米の鉄の生産量が多くないことから推測する。
 つまり、あまり鉄鋼生産の産業立地として魅力がないのだ。
 あと、「原料輸送費の削減」との言葉でおかしいなと感じられるかどうかだ。海運の大量輸送なので、あまりシビアではない。
 また、鉄鋼の生産プラントは設備投資にお金がかかり、一度稼働すると何十年も操業するので、おいそれとは移動しない。

【第2問題・問6】
 これはサービス問題。
 テキサス→石油→石油化学で、Kはチでも良いし。NASA→ヒューストンでも良い。大リーグのヒューストンアストロズNASAも可だ。
 これは自動車産業デトロイトアメリカにおける鉱山や製鉄所の位置をざっくり覚えていれば、Lがツなのは簡単。
 タは、ハーバード大学マサチューセッツ工科大学を知っているかどうか。消去法で十分。