第2次大戦の原因 YAHOOを見て?と思った。

 yahooのところに、第2次大戦の原因というのがあったのですが。。。何とも、疑問の多い説明ばかり。
 そもそも、僕は教科書の説明や各種本の説明もあまり信じていない。
 なぜなら、歴史以外の教科書(特に経済統計・生活史)と合っていないから。
 良く、ドイツ・イタリア・日本を持たざる国というけど...
 日本は朝鮮・台湾と植民地を持っているし、中国に利権もある。
 持たざる国というのは、無理がある。第一、日本はマイナス成長だけど世界恐慌のダメージが少ない国の1つ(基本的に恐慌の前に、不況だった)。
 資源がないと言っても、ない資源は石油・ゴムなど戦争に必要な資源。戦争さけなければ、(金があれば)輸入は可能なもの(ブロック経済自身は、輸出を禁じるものではない)。石炭・鉄は国内や植民地で手にいれることが出来る。石油は、自動車社会でもないし、最低限はサハリンなどから自給できる。
 ドイツなんて、ナチスの経済政策が成功して、1939年の段階で、失業者が激減。生活水準も上がりまくりだった。
 http://royallibrary.sakura.ne.jp/ww2/gimon/gimon13.html
 生活苦・経済苦を上げるのは、変なんですよね。
 イタリアなんて、エチオピアを植民地にして何がどう良くなるのか?
 あと、アメリカの植民地なんて、自国の経済規模に比べれば、僅かな経済規模。全部略奪しても、景気なんて良くならないし、略奪しても景気は良くならない。
【物の見方】
 何かを調べる場合、専門書を読むことは重要です。でも、歴史のようにイデオロギー・思想が絡む場合は、専門書ですらイデオロギー・思想のための本になってしまう。
 では、どのように見るのか? それは、比較的介入が少ない他のカテゴリーの本から見ることです(ないわけではないです)。
 経済史や生活史やその時代に書かれた小説などから時代の空気を読み取るのも手です。
 現代にも当てはまります。経済誌を読んでもせいぜい横並びです。
 別の視点で見たければ、女性誌や旅行誌なども良いかもしれません。