消費者が作るガラパゴス化 誤まった解釈

 ガラパゴス化
 メーカーが作ったようにいわれるが...単にメーカーだけの問題ではない。
 メーカーは、日本の消費者に対応しただけだ。
 以前、日本のユーザーは非常に先進的と言われていた。
 液晶テレビ、デジカメやナビ、ゲーム機など、日本メーカーが世界に先が得て売る一方、世界に先駆けて買う消費者がいた。
 SFC、MDなどのゲーム機は、アメリカは100ドル切るまで、なかなかブレークしない。アメリカはかなり価格志向だ。
 途上国もかなり価格志向。
 GBなどは、日本発売後、だいぶ経過してから価格が下がり、途上国、海外で売れた。
 携帯電話は、システムが違うため、売ることが出来ない。先進性が、まったく生かされていない。
 一方、システム上の制限がない、デジカメなどは売れまくった。液晶もそう。
 ただし、今は価格で負けていますが...それはガラパゴスとはあまり関係ない。
 白物家電は、ローカル化しないと駄目な家電。日本メーカーも、アメリカメーカーを駆逐できなかった。中国もアメリカメーカーも、日本に持ち込んでも駄目でした。逆に、日本も中国とアメリカでいまいちです。
 韓国が好調なのは、ローカル化をちゃんとやったから。ある意味ガラパゴス化をちゃんとやったから。
 実は韓国の携帯のシステムは、特殊だ。しかし、韓国メーカーは、ちゃんと海外で売っている。
 要するに、ちゃんと相手国のニーズに合わせて、ローカル化しているかどうかが重要だったりする。