ハードウェアで差別化が難しい場合、どこで差別化するのだろうか?

 アップルは、ハードウェアを売っているけど、作ってはいない。
 開発はするけど、製造は台湾メーカーに任せている。


 じゃあ、海外製造会社に委託している日本メーカーと同じかというと、アップルはOSを売っているので、明確に違う。
サムスンは、アップルと逆に、OSは作っていないけど、ハードは作っている)
 日本メーカーは比較的にサムスンと同じことを同じOSでやっているので、サムスンとの露骨な激突になる。


 マイクロソフトに似ているけど、マイクロソフト程アプリは売れていない。
 マイクロソフトはOSで儲けていますが、オフィスでもかなり儲けている。


 その代り、アップルは、iTuneなどの販売チャネルを持っていて、利益を生み出しているところが面白い。
 ITソフト・サービス会社、アップルというところだろうか。


 パソコンのハードは、現在、WINDOWS系もMAC系も似たようなものになった。
 パソコン以外の携帯、スマートフォン、テレビなども似たようなものだ。


 結局、ハードウェアは、差別化要因が少なく価格競争へ。OSや各種サービスが差別化要因になっている。


 シャープは、ガラパゴスで独自サービスを提供しようとしたが、普及せず中途半端に終わった。
 方向性は良いのだろうけど、キラーソフト・サービスがなく、撃沈してしまった。


 現状、家電メーカーを襲っている苦しみは、今後、自動車メーカーを襲うだろう。
 そして、下請けメーカーはどう対応するべきなのだろうか?
 この難しい問題に10年以内に対処しないといけない。