人間は野球をやるために進化した? 〜人間の特徴を活用したスポーツとしての野球

 なぜ猿のような生き物から、今のような人間に進化したのか?
 数多くの答えがあるでしょうが・・・
 きっと、野球をやるために進化したんです。


 野球と言えば、チームで「打って」「投げて」「走る」スポーツです。
 クリケットとかもそうですが、「打って」「投げて」「走る」が三つそろった競技は意外と少ないと思います。


 近頃の子供は、野球よりサッカーをやることが多いので、投げるとか打つといった上半身や腕を使った運動機能が落ちているそうです。


■意外と人間的な投げると打つ
 実のところ、人体の構造はサルなどよりも、上手に物を投げられるように、物を打てるように進化しています。
 サルは人間よりも、腕力が強いのですが、体の構造の制約のため、物を上手に投げられません。
 また、上手に腰を回して打つなどの行為も出来ません。
 人間は上手に投げれるように、強く打てるように進化した生き物なのです。


 投げると打つは思っている以上に人間的な行為なのです。


 今の時代、投げる・打つという行為の重要性は、大幅に低下しましたが、昔は重要度は高かったものと考えられます。


 なぜなら、槍や石を投げる、木などで叩くという行為は、他の動物に対する人間の大きな優位性になったためです。
 人間は、トラや犬のように爪もなければ、牙もありません。
 しかも、足が遅いです。


 そのため、通常ならば到底狩りは出来ません。
 しかし、人間は道具を使う(槍や石を投げるため、木などで叩く)ことにより、狩りを行うことが出来るようになりました。


■昔々の妄想話

 多くの猿は雑食ですが、狩と言う行為はあまり得意ではありません(鈍足な生き物を捕まえて食べます)
 木の実や野菜?を取って食べる生活です。


 しかし、気象変動のためか、生存競争に負けたのか、それとも、より繁殖するためか、知りませんが。
 肉も食べるようになります。
 足も遅いし、爪や牙がないので狩は無理。
 当初は、狩をして食べると言うよりも、ハイエナのように、他の動物が仕留めたものを、強奪していたものだと思われます。


 その時、重要だったのが、打つ、投げるという行為でしょう。
 物を投げることにより、ハイエナなどを追い払う。
 木を振り回したり、他の動物を打つことにより、追い払う。
 そんなことがあったのではないでしょうか。


 最初は、そんな感じでしたが・・・
 徐々に、石を投げるのが上手になり、木を振り回すことが上手になり、狩になったのだと妄想します。
 狩も一人で狩るのではなく、集団で行ったのでしょう。それが人間のチームワークの基礎になったような気がします。
 最初は、槍で致命傷というよりも、怪我を負わせる程度だったのでしょう。
 そのため、相手が倒れるまで追跡する長距離移動能力が整備されたと考えられます。
(実は人間の長距離歩行能力は低速ですがエネルギー効率が良くトップクラスです)

 また、恐らく本当の最初は、身を守るための物を投げる、木を振り回す立ったのかもしれません。

 これだけでも、生存率は上がるはずです。
 その結果、投げるのが上手な奴、木を振り回すのが上手な奴が生き残った。そして、進化です。


 身を守るための行為→他から肉を奪うため行為→狩のための行為
とステップアップしたのかもしれません。


■まとめ
 人間は上手に投げれるように、強く打てるように進化した生き物なのです。
 つまり、野球をやるために進化したと言っても過言ではない。
 別の言い方をしますと、野球と言うのは、非常に人間の特徴を活用したなスポーツと言えます。