赤ちゃんの泣き声は、なぜ五月蠅いのか?

 漫画家・さかもと未明が「飛行機で泣く赤ちゃんにブチ切れ」、赤ちゃん以上の迷惑行為を行いましたが。


 赤ちゃんをどう静かに飛行機に乗せるかというのは、海外でもなかなかの難問みたいですね。
 ハーブや睡眠支援の薬(睡眠薬ではない可能性が高い)を医者に処方してもらうみたいですが、赤ちゃんが途中で泣いてしまう可能性は、なくならないみたいですね。
 やっぱり、大人のがまんが必要なのでしょう。


 さて、そもそも、なぜ、赤ちゃんの泣き声は五月蠅いのでしょうか?
 理由は簡単です。
 赤ちゃんの泣き声は、警告音だからです。
 警告音は、気に障り、不愉快で、止めたくなるような音じゃないと駄目なんですね。
 心地よくて、いつまでも聞いていたいなんて、音は駄目です。
 赤ちゃんの泣き声が、クラッシックのように心地よく、いつまでも聞いていたいなら、誰も赤ちゃんを泣きやますための行動をしなくなってしまいます。


 そのため、鳴き声は、気に障り、不愉快で、止めたくなるような音なんですね。


 その結果、赤ちゃんが泣くと、皆が不愉快感を感じるんですね。
 でも、どうしようもない。まさに我慢するしかない世界です。


【なぜ、あんなに大音量が必要なのか】
 その一方で、不思議な点があります。


 なぜ、あんなに大音量が必要なのでしょうか?


 他の哺乳類の赤ちゃんは、あんなに大音量で泣きません。
 サルの赤ちゃんもキーキー泣きますが、あんなに大音量ではありません。
 サルの赤ちゃんは、ずっと母ザルにしがみ付いていますので、大音量でなく必要がないのでしょう。


 人間の赤ん坊は、母親にしがみ付く握力はありません。
 昔、人間の赤ん坊は、どういう風に生活していたのでしょうか?
 母親と赤ん坊の関係は、どんなのだったのでしょうか?


 さまざまな仮説はありますが、実は、なぞだったりします。