アイスホッケーの競技人口が増えない理由 

 理由はいろいろあるでしょうが・・・・かなり構造が悪いですね。
 特に中学生。



 小学生は結構な人数いるのですが、中学でがたっと減ってしまう。
 複数のスポーツをやる子が居るので、野球サッカーに負ける面もあるのですが、原因はそれだけじゃない。


 だって、大学でまた人数が増えるんだもん。
 つまり、競技に魅力がないわけじゃない。
 やりたいけど、やれないのではないだろうか?
 もしくは、競技以外が原因で、猛烈につまらなくなっている。


 構造的に問題がある。
 中学、高校がどう考えても、ボトルネックになっている。



 アイスホッケーは、「学校競技なのか?」「クラブ競技なのか?」というと、混ざっています。


 アイスホッケーの盛んな地域は選手人口が多かったためか、

 北海道の十勝、釧路、苫小牧、青森の八戸、栃木の日光は中学校単位や中学校の合同でチームが構成されています。
 つまり、中学校中心


 対して、他の地域はクラブチーム中心ですね。
 東京ですら、中学生はクラブ単位です。


 対して、大会の構造は、中学校中心。



 全日本少年アイスホッケー大会(中学生・男子の部)
 は、まだ良いんです。


 問題は、全国中学校体育大会
 中学生じゃないんです、中学校なんです。


 東京で開催されているのに、西日本の参加チームは皆無です。
 西日本は、クラブチーム中心ですから。


 これじゃ、競技人口が増えませんし、ローカルスポーツになってしまいます。


 ハッキリ言って、全国中学校体育大会に変化を求めるのは無理です。彼らは中学校の組織ですから。
 めんどくさいけど、日本アイスホッケー連盟が動かないと駄目。

 
 全日本少年アイスホッケー大会で、いいじゃんと
 思うかもしれませんが・・・


 年に一回じゃ、寂しいでしょ。
 しかも、選抜チームじゃ(人数が少ないのもありますが)。



■少人数でも参加できる大会を


 個人的には、3ON3形式とか、
 少人数でも参加できる大会を増やしてほしい。


 6人で20分(15分?)なんて、アイスホッケーのゲームじゃないですよ。
 6人対16人じゃ勝負にならない。
 でも、6人ぐらいのチームを切り捨てていては、
 地方チームは維持できない。


 6人でも楽しめる、参加できる競技構造を、サブに持たないと広がらない。


 アイスホッケーを一部地域のスポーツにしないためにも、
 なんとかしてほしい今日この頃。