斎藤佑樹はなぜ駄目になったのか?

 斎藤佑樹はなぜ駄目になったのか?


 原因はいろいろとあると思いますが・・・最大の原因は、自分に対する勘違いですね。


【レベルダウン】
 斎藤佑樹はレベルダウンをしていると思います。
 ハッキリ言って、高校時代の方が今よりも良かった。


 例えば、大学時代の成績。

東京六大学


   試合  勝敗   回数 被安 奪三 四死 自責 防御率
07春: 6  4勝0敗  27.1  15  29  9  5  1.65(3位)
07秋: 8  4勝2敗  57.2  45  52  10  5  0.78(1位)
08春: 9  3勝2敗  46.1  34  36  15  9  1.75(6位)
08秋: 9  7勝1敗   65  36  54  16  6  0.83(2位)
09春: 8  4勝2敗   52  37  60  15  13  2.25(3位)
09秋: 8  3勝2敗   38  40  34  17  13  3.08(8位)
10春: 6  2勝3敗   41  26  29  10  7  1.54(4位)
10秋: 7  4勝3敗   44  39  29  17  15  3.07(9位)
通算: 61 31勝15敗 371.1 272 323 109  73  1.77


国際大会
試合 回数 被安 奪三 四死 自責 防御率
07日米: 2 6.2  4  3  5  1  1.35
08世界: 4  18  12  18  6  4  2.00 
09日米: 2 8.1  8  7  7  4  4.32
10世界: 2  12  9  13  2  4  3.00

出典:http://draftrepo.blog47.fc2.com/blog-entry-333.html


 1年の時が一番良くて、徐々に数字が落ちています。
 通常の選手と逆ですね。


 研究された可能性もありますが、原因はレベルダウンです。


【150キロを目指す】
 過去に雑誌のインタビューでも言っていますが、150キロを目指したのが原因です。


 早稲田大学の斉藤選手の同期と言えば、大学でMAX157キロを記録した澤村拓一選手(現巨人)です。


 対抗心を出したか知りませんが、150キロを目指して、フォームを完全に壊しました。
 スピードは出るようになったのですが、キレとコントロール、安定感が致命的になくなりました。


 斉藤選手の身長は、175cmです。
 対して、高校時代ライバルだった田中将大は188cm。
 大学時代の同期の澤村拓一は183cm。
 体格が全然違いますね。


 桑田選手は、172cm。石川雅規選手は公称167cm。
 日ハムの先輩の武田久選手は、170cm。
 身長が低いから、150キロを投げれないから、プロで駄目なわけではありません。
 しかし、自分をわかっていなかった。


 斉藤選手は、速球派ではないのに、速球派を目指したのが大失敗。
 徹底的に、安定感とコントロールを磨くべきでしたが、そこが失敗。


【再生策】
 個人的には、オフに、石川雅規選手や山本昌選手と一緒に自主トレしたら良いと思う。