プロ野球選手のピークは何歳なのでしょうか?
若い時の方が体力があるので、ピークなのでしょうか?
そういう選手も多いですが、そうじゃない選手もいます。
野球とは関係ないのですが、陸上のカールルイス選手(1961年生)のキャリアハイは・・・
・100m - 9秒86 (1991年8月25日)
・走幅跳 - 8m87 (1991年8月30日、世界歴代3位)
なんと、30歳の時がキャリアハイです。
個人差はあると思いますが、
身体機能は30歳まで上がり続けるということですね。
(用具の進歩もあるでしょうが)
元横浜の斎藤隆選手(1970年生)は、2006年(36歳)にメジャーに行ってからの方が球速が上がっていますし。
鍛えれば、30歳後半でも上がるみたいですね。
というか、横浜時代に何をやっていたんだ?
【ピッチャー】
特に、メジャーの選手は不思議ですね。
例えば、現在ヤンキースに居る黒田選手。
38歳にして、メジャーでのキャリアハイになりそうです。
メジャーの選手で言いますと、
ランディ・ジョンソン選手(1963年生)が始めて最多勝を取ったのは、2002年の24勝。
なんと、39歳の時です。
カート・シリング選手(1966年生)が初めて最多勝を取ったのは、2001年の35歳、2度目が2004年で38歳。
ロイ・ハラデイ(1977年生)が2度目の最多勝を取ったのは、2010年で、33歳の時ですね。
80年代のピッチャー、デイブ・スチュワートは30歳前は10勝以上を一回しかしていないのに、30歳になった年から、4年連続20勝を記録。
遅咲きのブレークです。
若い頃、速球派ピッチャーだった人が年を取ってから、安定感とコントロールが向上して、キャリアハイを出すことが多い感じですね。
そう考えますと、速球派ピッチャーを早めに解雇するのは、微妙ですね。
楽天の小山選手は、30歳過ぎてから安定感増して、成績が良くなった感じですし。
【打者】
ヤクルトの稲葉選手(1972年生)や山崎選手。
稲葉選手は、2007年の35歳に首位打者の初タイトル。
2006年の26本がホームランのキャリアハイ。
引退した金本選手(1968年生)は2005年(37歳)でキャリアハイの塁打(344)を記録。長打率はセリーグ1位でした。
落合博満選手(1953年生)が2度目の三冠王を取ったが1985年の32歳、3度目のホームラン王(50本)を取ったのが86年。
MLBでも打者の場合、アルバート・プホルスやホセ・バティスタなど30歳前後で更に一皮むけることがあります。
【野球というスポーツ】
野球というスポーツは体力や反射神経が重要なのは間違いないのですが。
その一方で、経験や技能、イメージ力・観察力などがものをいうスポーツです。
そのため、単純に若ければいいという訳ではありませんし。
体力が衰える=成績が落ちると言う者でもありません。
そのため、キャリアハイがいつなのかというのも難しいですね。
そもそも、野球のキャリアと言うのは、意外と柔軟だったりする。
糸井選手なんか、最初に投手で入って、途中で打者転向ですから。
大リーグでは、大学時代に初めて本格的に野球やりましたという人が意外と多い。
(アメリカは季節ごとにやるスポーツを変える人が多い)
【結論】
良く判りません。
だから野球は面白い。