ワンピースにおける修行

 ワンピースには、修行シーンがほとんどない。強くなるための、努力をしているシーンも、ゾロを除きまずない。


 ドラゴンボール=修行と言うイメージがありますが、修行のシーン自体は意外なほど少ない。修行を表す、道具やシーンがあるため、修行しているイメージがあるのでしょう。とは言っても、ワンピースには、そのイメージすらない。

 では、なぜ、そのようなシーンがないのだろうか?


【どんなシーンを入れるかだ】
 ゾロのように、船の上での筋トレのシーンだろうか?
皆が同じことをやっていたら、面白味にかけるだろう。 皆が異なる修行をしないといけない。

 皆が異なる修行をするためには、皆がバラバラにならないといけない。
 ドラゴンボールは、皆が一緒に居ることは意外と少ない。
 そして、主人公のみが、特別な人から特別な修行を受ける訳ですが、ルフィーは船長なので、皆と別れるという構図が非常に困難です。

 そのため、主人公のみが、特別な人から特別な修行を受けるというのが、非常に難しい。
 ドラゴンボールの場合、悟空との他の人では、師匠に会うタイミングに、基本的にズレがあった。しかし、この方法はワンピースでは難しい。


 無理に船上でやる手もあるのですが、狭い船上においては、特徴的な面白い修業をやるのは、難しい。


 この点は、ジャンプの他の漫画である銀魂で指摘されている。
 特徴的な面白い修業を描くのは、難しいのだ。2番煎じになるくらいなら、入れないほうがましと言える。


 また、ハッキリ言って、入れるタイミングがない。
 実際、実際問題として、どこで、そのシーンを入れるかという問題がある。
 ストーリー展開上の時間経過は、かなり厳しい物があり、特訓的な修行時間を入れる隙間はない。


【修行】
 修行には、①自分で考える物もあれば、②誰かに教えてもらう場合もある。 
 ワンピースには、冒険に出た後、師匠的な人物が2011年?くらいになるまでいない。
 回想シーンで出て来るのみだ。 

 
 この師匠と言う存在は、非常に厄介だ。
 強いけど、問題解決に参加しないという人物を作りださないといけない。
 世捨て人、病を持っているなどの属性を付けないといけない。

 ワンピースではキャラクターごとに、特徴が違う。ドラゴンボールの様に単純な出力アップでは、ウソップやナミに問題が発生する。
 そのため、同じ師匠の下で始業をするとなると、意外と難しい。
 特徴を出すためには、人数分の師匠を用意しないといけない。


 結局、上記の問題を解決するためには、強制全員バラバラにしないといけない。