5日、スティーブ・ジョブズ氏が亡くなられた。ご冥福をお祈りいたします。
テレビを見ると、小沢氏の裁判。
しかし、世界的には、スティーブ・ジョブズ氏死去の方が、遥かに大きなニュースでしょう。
歴史に残る経営者であるスティーブ・ジョブズ氏。
いったいどこが凄かったのでしょうか。
プレゼンテーションが上手い。のはもちろんですが...
やっぱり、センスの良さでしょう。
この人自身は、発明家ではないので、新しい物を作ったと言うと、ちょっと違うかな。
と言う感じになりますが、新しい物を見つける力は、超一流でしょう。
AppleⅠ・Ⅱ、マッキントッシュ、NEXTSTEP、PIXER社、iMac、iPod などなど、時代を切り開いた商品が数多くあります。
例えば、マッキントッシュ。ゼロックスは、GUIなどの効用について経営者が理解できず、製品化できませんでしたが、アップルは製品化して成功した。
そして、この人のコダワリは、時たま外れることがあったのですが、当たった時のホームランは凄まじい。
iPhoneのインターフェイスも、ジョブズ氏のコダワリあってのこと。
当初、iPhoneの成功要因の一つである2点感知のモニターは一般的ではなく、入手困難で開発陣は難色を示したのですが、それを採用し量産させたのは、ジョブズ氏のコダワリあってこそ。
マッキントッシュに続いてのインターフェイス革命を起こしました。
この人のコダワリにより、製品の価値が大幅に上昇したのは間違いないことでしょう(若い頃は他社との確執を相当生んだようですが)。
日本にも、コダワリを持つ経営者が数多く居ますが、そのコダワリが顧客に取り価値になるかどうかは疑わしい。
時代の先を見るセンスが違いすぎるのだ。
スティーブ・ジョブズ氏が亡くなられたことにより、コンピュータ業界の進歩は、2・3年遅れるかもしれない。