第3回 白熱教室JAPAN 「社長はなぜ失敗したのか」 を見て。

 学生さんたちの話を聞いて、ごもっともとしか言いようがない。

【改革の必要性】
 やっぱり人数の急拡大というのは、非常に大きい。この理由一つで改革する理由になりうる。
 典型的なグローイングペイン(成長痛)と言える。
 企業は売り上げが伸びないのも問題ですが、成功したら成功したで、問題が発生する。
 組織と人材が、企業の成長についていけないのだ。
 やはり、過渡期と言うことで、なんらかの組織改革は必要だったのだろう。と改革の必要背は感じるが...
 感じはするが、改革により具体的などんなメリットがあるのか、どんな問題が解決するのか、良く見えなかった。
 ワンマン社長と言う話があったが、それによりどんな弊害があり、改革によりどう改善されるのか? 資料がないから、何とも言えない。

【導入ステップ】
 また、規模に合った改革だったのかは怪しい。
 いきなり大企業のような制度を導入したのだろうか?
 中小企業に、大企業の制度をそのまま導入した場合、中小企業の良さを殺す羽目になり易い。やはり、外部コンサルタントの経歴なども知りたかった。

【頓挫の理由としての働く動機】
 基本的には、テレビの話で納得ですが...個人的には、もっといろいろ要素があるような気がする。
 と言う訳で、私なりに考えてみました。
 中小企業と大企業では、社員の働く動機、気質が違うのだ。
 中小企業の方が、社長の人柄、人間関係、社風、社長に話しかけられるなど組織のフラットさが魅力であり就労動機になり易い。
 逆の見方をすると、上記の物が壊れるのであれば、モチベーションが落ちるリスクはある。
 小企業では、書類文化もないし、書類による管理文化もあまりない。そして、管理体制を嫌う人も多い。
 だから改革が出来ないという意味ではない。
 慎重な説明とステップが必要だった。