10年後を考えると、同じ偏差値なら私立より国立。入って良い私立は早稲田・慶応・明治・立教くらいか

 親戚の子供が、今年大学受験生になった。つい子の間まで、小学生だったに...と思い。自分の年齢と時間の早さにあぜんとしてしまう。
 親戚の子供は、小学校から私立。叔父さんは、公立でも良いのではと言っていたのですが、私は出来る限り私立が良いと言っていた。
 昔と異なり、正直言って、今の公立小学校・中学校で、到達できる学力は、たかが知れているためだ。
 幸運なことに、現在、東大に入るか、慶応・早稲田・明大に行くかで、悩んでいるそうだ。
 私としては、レベルの高い国立か、慶応・早稲田・明大以上の学校に言ってもらいたかったので大変嬉しかった。
 なぜか?
 国立と私立で偏差値が同じなら、国立を進めている。表立っていないが、2000年以降、ほとんどの私立の偏差値は物凄い勢いで下がっている。亜細亜大などは、90年初頭偏差値60だったが、いまや50以下になっている学部がある。正直言って、明大以下の私立大学では、AO推薦のために学力崩壊が起きている(国立ですら、推薦で入った生徒の学力は試験者よりも低い)。
 具体的には、中卒程度の数学能力の生徒が、ガンガン大学に居ると思って良い。偏差値50を切ると英検2級程度の英語力を持っている生徒の数は大幅に減る(ゆとりの影響もありますが)。国立は科目数が多いので、そこまでさすがに酷くない。学力の低下は当然ブランドの低下になる。
 私立の偏差値・学力低下は、10年後はより顕著になっているだろう。
 つまり、苦労して偏差値55程度の学校に入っても、10年後は50以下の平均以下の学校卒になっている可能性が高い。
 一方、私立でも慶応・早稲田はさすがにあまり下がっていない。
 慶応・早稲田・明大・立教以外の私立は避けた方が良い。同じ偏差値なら国立だ。
 法政、青山はどうなのか?微妙。山の手線内なので、他の私立より下がらないが、上記の大学よりは下落が大きいと思う。