図書館のいろいろな役割

 今日はこちらこちらの記事を読みました。
 私自身は、海外の図書館を利用したことがないのですが、海外の人の話や文献などを見ていますと、社会における図書館の位置が少し違う。
 特にビジネスとの関係には、大きな違いがあるような気がします。
 海外の大きな図書館は、企業活動・創業を支援するインキュベーションとして機能を持っています(日本でもビジネス支援図書館は徐々に出始めています。日本のインキュベーション施設は、箱物要素が多いですが...)。
 どうも、単に本を集めるところというよりも、情報・知的なものに関係する仕事や機能は、図書館に集まっているような気がします。
 http://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0021.html
 ここにも、書いてありますが...図書館にはもっと、ビジネス関連や技術関連の本を集めて欲しいです。大企業は、社内に幅広い範囲の専門書を集めた図書館を持っています。中小企業は、そのような充実はムリなのですから、図書館が集めて欲しいです。
 インターネットが出来る以前、法律について知ろうとした場合、どうやって知識を得るでしょうか?
 弁護士、友人などなど。本を買って勉強することもあるでしょう。でも、買うと高いので、まずは図書館ではないでしょうか?
 「これこれに関する本はない?」こんな感じから始まって、徐々にサービスを拡充したのでしょうか?そこらへんの肝心な経緯は判りませんが...

 大阪は不景気なのです。以前は大阪発のビジネスやアイデアが多かったのですが、近年は元気を失っています。特に情報系・IT系などの知識産業は不思議なくらい立ち遅れています。
 これを機に図書館について勉強して、まちづくりや地域の発展に役立て欲しいものです。