知識が少ないほうが偏見が起きる場合がある。自己中毒

 先入観や固定概念を与えるのを避けるために、知識を与えない場合があります。
 確かに、先入観や固定概念を与えるのを避けるために、効果がある場合もあるかもしれませんが....
 逆に、知識の少なさが先入観や固定概念を与える場合もあります。
 以前書きましたが、人間は少ない事例からルールを強引に作り出します。
 事例が少ない場合は、非常に偏ったルールを導き出します。
 それを防ぐためには、似たような知識を大量に持つのではなく、多様性のある知識が必要となります。
【ネットは便利であり危険であり】
 ネットの検索エンジンを使えば、多様性のない自分好みの情報を大量に集めることが出来ます。
 結果、情報量は多いのですが、多様性がないため、偏ったルールを導き出す危険性があります。自分好みの情報で自分を覆うことにより、自分の好みの情報が世界、そのものであるような自己中毒(こんな病気はありません)に冒されます。