13か月間で、3日しか休みがもらえなかった人が過労死で死亡した。
死亡したらニュースになるけど、離職したらニュースにはならないだろう。
なぜ、ブラック企業がのさばっているのだろうか?
政治家は、ブラック企業の排除こそ、日本再生の第一歩だと、なぜ言えないんだろう。
むしろ、日本の政治家は、ブラック企業を増やすことこそ、日本再生だと考えている節がある。
ブラック企業が倒産する失業者が大量に出るだろう。
それは正しい。
その一方で、世の中には、ホワイト企業(非ブラック)がある。
しかし、ブラック企業のせいで、ホワイト企業が倒産して大量の失業者が出ている事実を忘れてはいけない。
ホワイト企業(非ブラック)を増やすためにも、ブラック企業を排除しないといけない。
だけど、なかなか難しい。
例えば、橋下さんのバックには、労働規制緩和、新自由主義の竹中平蔵氏が居たりする(人材派遣会社の会長だったかな)。
彼らから見れば、ブラック企業こそ、正しい労働の姿なので、ブラック企業排除には動かない。
安倍氏にしたところでそうだ。
民主党の次に政権を取る
橋下さんの政策にも、安倍氏の政策にも、ブラック企業対策はない。
日本の大企業の経営者も、創造的な経営戦略を行うことが出来ず。海外移転と労働者の賃下げで利益を出すことしかできない人たちばかりだ。
つまり、自分の企業をブラック企業化したい人たちばかり。
そのため、ブラック企業排除を叫べない。
ブラック企業がはびこることは、従業員にとっても、日本国民にとっても、日本経済にとっても良くない。
ホワイト企業が潰れるのが、最大の理由ですが、それ以外にも。
【国際化】
ハッキリ言って、膨大なサービス残業や劣悪な賃金のブラック企業のビジネススタイルは、海外では通用しない。
そんなビジネスモデルが通用するのは、日本だけ。
ブラック企業が増えれば、増えるほど、日本の企業は海外への展開が出来なくなる。
【創造的作業】
ブラック企業では、創造的仕事なんかできない。
創造的な仕事ができなければ、待っているのは、新興国との低賃金競争。
個人的には、2000年以降、出た新カテゴリー製品のほとんどが90年の産物。
2000年代発のものは、ほとんどない(任天堂は、大変だろうけど、たぶんホワイト)。
創造性が低下しているのは、明白だろう。
【惨劇を回避できるのか?】
残念ながら難しい。
海外では通用しないが、日本国内では十分に通用するためだ。
先の大戦では、アメリカに敗れ、アメリカに強引に社会システムを変革させられたけど、今回はそんなことはない。
経済戦争で負け続けても、上層部は変わらずだろう。
【まとめ】
個人的には、ブラック企業の排除こそが、日本再生の第一歩だと思う。