北総線と千葉ニュータウンの失敗と挽回策 700億円で解決できる

 北総線千葉ニュータウンは失敗したと良く言われます。

 失敗の原因として、高度成長期の終了とか、バブル崩壊による不景気とか言われますが・・・・

 だったらなんで、「つくばエキスプレス」が成功しているのでしょうか?

 つくばエキスプレスの沿線人口は増加していますし、利用者数も増えています。

 東京圏の人口も緩やかですが増えてしますし、不景気を原因にするのは無理があるでしょう。

 

◼️ 公的支援の不足

 北総線公的支援が少なく、高金利の多額の借金をもとに鉄道を建設しました。

 その結果、役人らしく運賃を高く設定し、利用者が少なく。

 利用者が少ないから運賃が高いという役人らしい悪循環を発生させました。

 

 つくばエキスプレス北総線を反面教師にして、公的資金を投入して、有利子負債の金利負担を小さくしました。

 JRよりは高いですが、北総線に比べて、運賃を安くすることにより住民を増やし、利用者を増やし運賃収入を増やすことに成功しました。

 

◼️ 今からでも公的支援

 北総線固定負債は700億円ぐらいですので、千葉県が700億円を導入して、北総線の鉄道を公有化、運営を京成電鉄に任せて運賃を京成と一体化すれば、運賃は大幅に減ります。

 その結果、利用者は増加、住民も増えれば、市町村の固定資産税も増えるでしょう。

 鉄道は資産としてあるので、無理に元本を返済しようとする必要性はありません。

 企業や住民が増えれば、税収が増えるので千葉県は地道に返済すれば良いのです。

 

◼️ 買い物客の流出が起きるのでは?

 起きます。

 その一方で、東京への通勤も増えるので、地域に入るお金はマイナスにはならないはずです。

 総合的には人口が増え、成田へのアクセスが改善する分、地元経済にはプラスでしょう。