新日鉄住金名古屋製鉄所でまた火災 〜日本のインフラ・プラントと人材は大丈夫なのか?

 新日鉄住金名古屋製鉄所でまた火災。
 なんというか、新日鉄住金で火災が多い。
 去年、名古屋じゃなくて、北九州の八幡製鉄所でも火災。08年にも火災。

 
 火災や事故が増加しているのは、何も新日鉄だけではない。
 日本中の化学プラントなどあらゆるプラントで事故が増加している。

 この間は、熱交換器の清掃中に爆発が起きたし。
 これは毎年清掃していますとか言って、実は何年も清掃していなかった。
 つまり、ノウハウは喪失していた可能性が高い。


 原因は、たびたび書いていますが複数あります。
①設備の老朽化
②ノウハウの消滅
③人材不足 などなど。


③人材不足は、どこでも起きていますね。
 自動化して、人間を削減。
 自動化したことにより、システムは巨大化したので、覚えてることは増えている。


 つまり、一人あたりの人間が覚えることは激増しているはずだけど、教育には力を入れてこなかった。
 近年は力を入れていますが、団塊の世代が退職して②ノウハウの消滅しているものも多い。

 
 業界全体で対応しているようですが、残念ながら、完全に追いついていない。


 今後件数も増えるだろうし、規模も大規模化して行くだろう。