なぜ、日本のリベラルは嫌われるのか?

 日本では、特に若い人にとって、リベラルや左翼は嫌われる。


 その一方で、じゃあ、日本人が望む社会は保守や右派化というとそうじゃない。


 多くの人は国家や他人に価値観を押し付けられるのは嫌だし。
 多くの人が今以上の社会保障の充実を望んでいる。
 少なくともカットは望んでいない。
 消費税増税を認めるのも、社会保障カットは不味いと思っているからだ。


 非正規労働者問題もおかしいと思っているし。
 サービス残業が容認されるのもおかしいと思っている。


 だけど、リベラルが自分たちの権利を守ってくれる存在とは思われていない。


 リベラル派や左翼は彼らの代弁者にはなっていない。


 「指導する」「教える」タイプの啓蒙主義は、今の時代に合わない。
 「上から目線」と嫌われるのが落ち。


 そんなことでは共感は得れない。


 共感と言う点では、理性でうんぬんこねくり回すよりも、感情に訴える方が効果的だ。


 秘密保護法とかに関しても、「知る権利」うんうんで騒がれても、マスコミの飯のタネに関する利権騒動にしか聞こえない。


 庶民には共感できないよ。


 単純に、当たっているかは別として、「不正腐敗、利権の隠れ蓑にされる」と説明した方が、まだわかり易いし、共感を得られたと思う。


 例えば、ある議員が愛人とあいびきしているとするとする。
 この情報は、外国の情報機関に悪用される可能性はあるし、あいびきの情報はテロ・襲撃に使われる可能性もある。
 そのため、特定機密情報になるかもしれない。


 う〜ん、あまり良い例じゃないな。