黒田日銀総裁の量的緩和 〜日銀公認の安倍のバブルへGO!!

 黒田日銀総裁量的緩和は凄いですね。
 なんというか、日銀自身が市場自体にプレイヤーとして参加して、マネーゲームに突入しましたと言う感じです。
 日銀自身は、お金を供給するために基本的に買いでしょうから、売り手市場に少しなるのでしょうか?
 ここら辺は、少し勉強が必要です。


 昔、広末涼子が主役をやった「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 」という映画がありましたが。
 思わず、それを思い出してしまいました。


 日本はバブル時代でもインフレ率は2%に行かずに、資産インフレが起きました。
 前回は、物価のインフレのみに注目して、資産インフレに注意せずに、かなり遅れてから金融引き締めにいきました。
 今回の場合も、資産インフレに対してのチェックは甘そうですね。


 通常は、株価が上がりますと、国債から株へ資金が流れて、国債の値段が下がり、長期金利が上がるのですが・・・・
 現状では、株価と国債両方が値上がりしています。
 どうにも、日銀が銀行に流したお金が、街に流れずに、国債と株に流れているみたいですね。
 また、個人のお金も株式に流れています。
 マネーゲームが活発になる状況です。資産インフレ、バブルの土壌は整いました。


 根拠はないのですが、気のせいか、
 現状の政策は、政府が人為的にバブルを引き起こすつもりなのでしょうか?


アベノミクスバブル、安倍・黒田バブルとでも命名しましょうか?



 基本的に、資産効果により、資産が上がればGDPは増えます。
 現在高級品が売れだしていますしね。
 資産インフレ→消費拡大→景気向上→賃金上昇→さらなる消費拡大→物価インフレ
 となるかもしれません。


 もっとも、バブル崩壊の後は逆資産効果というのがあって、株や土地が下がるとGDPも減ります。
 これだけなら、プラスマイナスゼロですが。
 信用危機による経済の麻痺があるので、総合的にはマイナスです。


 政府が金融引き締めを行いバブル崩壊を崩壊させたのがいけないんだという主張も根強いので、今回は引き締めが鈍くなるかもしれない。
 そう考えますと、1〜2年は、マネーゲームは安泰のような気がしてきました。
 バブル自身は、もっと長く続きますが。


 現状の株価は、バブル半分、実態半分です。
 アメリカの景気は回復してきていますし、円安により企業収益が改善しています。そのため、実態がないわけではありません。
 よっぽどのことがない限り、世界的に2013年、14年の成長は2012年を上回ります。
 株価が上がる要因はちゃんとあるわけです。


 現状、マネーゲームをしている人の半分は、判っているはずです。
 でも、バブルは早めに参加して売りぬけば儲かる。ので、皆、積極的に参加しているわけです。
 で、後に参加して来る人ほど、そのことを忘れて、だいたんなプレイになります。


 で、大変ありがたいことに、今回は、最後のババの引き役は日銀と決まっています。
 つまり、政府=国民全体なわけです。
 どうせ、ツケを回されるなら、早めに参加して、少しでも果実を得た方が得かもしれません。



 バルブ崩壊後は、どうなるかは知りませんが・・・・やっぱり、バブル崩壊の苦しみがあるのかな・・・


 現状、バブルの到来を心配する慎重派もいるようですが、バブル警戒自身を非国民的行為という叩く人たちもいますね。
 バブル発生から崩壊までは、2〜4年ありますので、弊害はすぐには出ません。
 ハッキリ言って、バブルの間は、上手く行っているような気がします。正しいような気がします。
 そのため、バブルの間は慎重論の人たちは、間違っていると叩かれます。
 で、バブル崩壊の後、叩いていた人たちは、自分たちが叩いたことを忘れるんですね。