現在、DRAMの市場規模>フラッシュメモリの市場規模ですが、近い将来逆転するかもしれない。
理由は、簡単でSSDなどHDDの市場を侵食して、フラッシュの利用用途が増えるから。
IPADなどを見ますと、1Gバイトのメインメモリ(DRAM)に対して、フラッシュメモリは16GB〜64GB。
16倍〜64倍使っています。
IPHONEも似たようなものです。
そのため、使われる数量で、フラッシュメモリがDRAMを超えるのは時間の問題。
つまり、主戦場は、DRAMからフラッシュメモリへ移動。
そして、その主戦場で戦うメーカーは、韓国のサムスンとハイニックス、日本の東芝、ギリギリでアメリカのマイクロンテクノロジーと言ったところでしょうか。
DRAM専業メーカーのエルピーダは、そもそも、この戦いに不参加。
倒産して、マイクロンテクノロジーに買収されましたが、市場の流れを見ますと、ビジネスモデル自身に欠陥がある会社でした。
【両方が終わる日】
とは言っても、フラッシュメモリもDRAMも安泰ではない。
技術的に、ギリギリに近づいて来ているので、次どうしようと考えている状態。
新型メモリが登場して、市場が消滅なんて話もありえなくもない。
別の見方をしますと、他社に先駆けて、新型メモリを登場させれば、打倒サムスンも夢じゃないし。
その一方で、サムスンの天下という可能性も無きにしもあらず。
一番、現実的なのが、韓国サムスン、米国マイクロンテクノロジー(ベンチャー取り込み)の2強状態か。
日本の東芝が割り込んでの三強。