相棒の正義とシャーロックホームズの正義 〜クリスマス前の事件

注意:相棒とシャーロックホームズのネタバレがあります。






【相棒】
 本日の相棒は、即身仏になること=自殺と考え、それを支援することは、自殺ほう助になるという、何とも警察的に正しい解釈のために、起きた犯罪でした。


 そして、即身仏になろうとする人の行為を自殺と考え、警察官としてそれを止めようとするのが、なんとも・・・・ヤボに感じられた。
 というか、止めるのって正義なのだろうか?となりました。


 相棒の主人公たちは、警察官ですので、法律的・警察的には、正しいのですが・・・


 そもそも、生き残ったとして、その後の人生はどうなるんでしょう。
 即身仏になれず、後遺症・障害を持ったからで生き続けるのでしょうから。


 相棒では、右京さんは、警察・法律の正義を進めますが。今回は、殺人事件ではないため、単純な妨害・ヤボになってしまいました。


【シャーロックホームズ】
 対して、シャーロックホームズは私立探偵です。
 警察ではありません。


 クリスマスの日に起きた事件では、以下のようなことを言って、犯人を釈放しています。

僕は重い罪を減刑してやっていることになるんだろうが、たぶん魂を救済しているのかもしれないよ。あの男は二度と道を誤らないだろう。それこそひどいおびえようだったからね。今刑務所に送ったら、常習犯の一生にしてしまうよ。その上、許しの季節じゃないか。
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注意:訳は本により違います。


 なんというか、イキですね。
 許しの季節とは、クリスマスの季節ですから。


 シャーロックホームズは、他の事件では法律違反をします。
 法律よりも守るべきものがあるという考えですね。