キャリアプラン 〜なぜ新入社員は辞めるのか?

 なんでも、2年で35%くらい。3年で50%くらいが辞めるそうだ。
 何も、この比率は今に始まったわけではなく10年前も似たり寄ったりだったりする。


 別の現象として、大企業では思ったより辞めなくて、困ったなどの人事部もあったりとなかなか面白い。


 就職難で一生懸命入った会社を、なぜすぐ辞めるのか?
 というのもあるかもしれなけど。


 入ることが目的化すれば、中に入ってから、動揺するのは、当たり前。


 また、今流行の大学でのキャリア教育も、負に働く可能性がある。
 大企業なんて、どこで何をするかなんて、良く判らない世界だ。
 そのため、染まっていないことを新人に望む。


 なまじ大学などで勉強して、手に技能を付けたり、専門意識が高い人程、違和感が出るのが当たり前。
 専門意識が低く、お金をもらうための作業と割り切れる人の方が、違和感が少ない。


 会社に入ってから、もう一回、キャリアプランを再構築しないといけないんだけど、やっている会社は少ない。
 結局、上司や部署に振り回されて無理なんだけどね。
 自分のその後の仕事人生が、上司に決まられるという人生を受け入れられるかどうかが重要だったりする。


 ダメ上司の下についたら、悲劇としか言い様がない。部署変更で変えられたら良いけど、新人には難しい。
 結局、その上司の下で我慢するか、辞めるかの二者択一になる。


 別の見方をすれば、50%の人は残るわけ。それ程悲観することはないのではないだろうか。


 もっとも、新入社員がガンガンやめる会社は、他の社員もガンガン辞めるんだけどね。
 もしくは、他の社員(特に先輩)は、辞めていないだけで、仕事に全然満足していない可能性が高い。


 先輩が輝いていないから、新入社員が自分の未来は暗いと思っている可能性があることを忘れてはいけない。