噂の東京マガジンを見たけど。
所沢の市長が中学校へのエアコン設置を拒否したらしい。
今の時代、基地とは関係なしに、あまりにも熱いためにエアコンを設置したほうが良いのでは、という議論すらあるのに、エアコン設置拒否とは、なかなかの強者だろう。
今から、30年前の小中学校ですら、かなり熱かった。
昔ですら、拷問、どうにか我慢でしたらから、今は超拷問です。
昔、体温以上の気温になることは、非常に稀でしたが今は7月8月は簡単に越えますね。
地球温暖化よりも、ヒートアイランド現象です。
【気温データは参考程度】
気温データと日常のデータとは大きな乖離があります。
コンクリートやアスファルトの熱などの影響を受けないように測定装置の設置場所が日常生活の場と乖離しているためです。
そのため、天気予報の気温発表が35度でも外気温が40度室温、38度なんてことはザラです。
【教室という特殊環境】
一言、28度と言っても外気とオフィスと教室では、だいぶ異なります。
エアコンを効かせて、除湿したオフィスと湿度が高い教室では、苦痛度(健康への影響)が異なります。
多くの議論は、湿度という観点を欠いています。
不快指数が、温度と湿度で計算しますので、湿度を欠いた議論がいかに無意味か判ると思います。
セミナー会場などでは、一つの部屋に多くの人間が集まります。
気温以上に不快指数があがり、参加者の集中力は低下します。
そのため、五月で、除湿の設定をします。
少子化したとはいえ、教室には数多くの生徒が居ます。
子供の汗と吐く息による湿度で、外部湿度以上に教室湿度が上がります。
湿度の上昇というのは、非常に厄介なものです。
汗の蒸発により体温を一定に保とうとするのですが、湿度の上昇は、汗の蒸発を妨げます。
同じ気温であっても、湿度が違うだけで体感気温は大きく異なるのです。
換気したとしても、30度超えると熱風ですけどね。
【30年間耐えて来たから論】
昔も問題あって、それに耐えて来たから、今の人も問題に耐えてねということです。
そして、未来の人も耐え続けろ。
もちろん、全ての問題を解決できる訳ではありません。我慢も必要ですが・・・・
しかし、こんな議論の仕方をしていては、問題は解決されず、放置されます。
改善策とかは放置の議論です。
手にがないならまだしも、緩和策も放置では、頭が痛い。
さすが、元教育関係者らしい発想ですね。先延ばしして、三年間で問題生徒が出ていけば何とかる学校関係者らしい発想です。
問題解決者の発想ではありません。
この市長の下では、まっとに他の問題が解決されるのか、怪しいものです。
他の問題に関しても、今まで耐えてきたのだから、今度後も耐えてねなりかねません。