一言で言うと...最初っから負けが決まっていた。
コンテンツというものを相変わらず理解していない。というか、軽視し過ぎだ。
OSは、Androidに近いのに違う。ソフトウェアをどう作成してもらうつもりだったんだろう。
電子ブックリーダーだから、関係ないと思っていたのだあろうか?
アライアンスも中途半端だ。
電子ブックならアライアンス勝負。
赤字覚悟で、大量に出すと言う気がない。
電子ブックリーダー(?)としても、妙にもとから汎用性が高く、性能が高く、価格も高い。
ゲーム機などは、専用機として、価格性能比をパソコンの2〜5倍にしているのに、専用機というのであれば、そこまで価格性能比を上げないと難しい。
むしろ、へたな中国激安Androidタブレットよりも高い。そうなってくると、価格が高いだけの意味のない制限になるだけだ。
アマゾンのキンドルの廉価版は114ドル。これですら、電子ブックリーダーとして高いと言われている。
ほとんど、タブレットと部品が同じで、そんなに価格差を作るのが無理だと言うのであれば、価値の追加やCPの改善がないんだから、最初から汎用タブレットとして売るのが一番だ。
始めっからAQUOSって名前を付けて、Android OSにすれば、良いのにという感じでしょうか?
その一方で、MZ、X1、X68000と、ハードの性能は面白いけど、ソフトウェアの互換性がないパソコンを次々と出したシャープらしいと言えば、シャープらしい。
そして、勝てないのも、やっぱりシャープらしい。
液晶テレビは、共通コンテンツで、コンテンツ政策は関係ないからね。シャープにとっては、力を存分に振るえたと言えなくもない。
ソフト的には無難でも、有機ELの力を見せつけた大人気サムソンのgalaxyとは、何とも対照的だ。
なんというか、価格競争とか、円高とか、技術とかそういう以前に、経営で負けている気がする。
もっとも、他のメーカーは、無難でも、あまり話題になっていないのが何とも悲しい。
存在感なし。
Android OSで、出す限り、中国のインチキiPadと同じ次元になり、価格勝負になるだけだけど。
とは言っても、結局、現状のビジネスモデルでは、儲かりもしないと言うことだ。