日立のHDD事業が、Western Digitalへ売却するニュースが出たのが、3月7日ごろ。
そして、今度は、サムスンのHDD事業がSeagateに売却されるそうな。
これで主要メーカーはWestern Digital、Seagate、東芝の3社になるそうです。
Western Digital、Seagateが圧倒的な2強なので、これからの東芝の対応が楽しみです。
シナリオ① 2強が利益確保のため、価格競争を辞め、単価がある。
その結果、東芝の利益も上がる。
シェア拡大のチャンス。
シナリオ② 2強が吸収した企業の技術を持ってさらに強くなる。
そして、数年後、東芝を潰しに来る。
東芝としては、シナリオ①が続くと良いのですが、1年ほどシナリオ①で、数年後シナリオ②になる可能性もあるので、東芝としては苦しいところ。
震災のどさくさを突かれたという気がしなくもない。
DRAMの場合は、サムスン・ハイニックスによる独占を恐れて、インテルがマイクロンやエルピーダを支援。
競争状態が維持されましたが...競争状態を維持するために、手を打つ企業が現われるか。
出てきそうもないですね。
PS
サムスンすら赤字とは、何ともだ。対日本では、勝まくっているサムスンが、アメリカ企業に負けるとは(もっとも、内実は、日本企業の部材を買って組み立てをしていたようだ。アジア生産拠点と日本企業を上手く使くアメリカ企業には勝てなかったようだ)。