ドラマ相棒シリーズ9の16話の視聴率23.7%、歴代シリーズ最高視聴率をまたも更新。
13話でも、歴代シリーズ最高視聴率を更新したのですが、16話でも更新。
シリーズ9にして、16話にしてまだ視聴率が上昇している。
多くのドラマは、話が進むごとに視聴率が下がっていく。
一方、人気に火がつくドラマと言うのは、話が進むごとに最終回に向けて話が盛り上がり視聴率が上がる。
相棒は、最終回といっても特別ではないので、視聴率が特にあがる理由がない。なぞだ。
なぜ視聴率が上がり続けているだろうか?
考えてみました。
まず、間違いなことは新規の視聴者を得ているということだ。
【映画効果】
映画が大きな宣伝になっている。
【前の番組の効果】
相棒の前の8時台は、比較的好調な「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」。
この時間帯の視聴者が、相棒に流れている可能性が高い。
【シナリオと役者】
シナリオが面白い。なんといっても原因は、これだろう。
特に、シリーズ9は出来が良いのが多い。
事件自体は単純な場合でも、最後の5分間のオチが素晴らしい。
シリーズ9に始まった訳ではないですが、役者も知名度や人気よりも、実力がある人を選んでいる。
変に視聴者に媚びていない。この役をやるなら、この人と言う感じの人を当てている。
役者に合わせて、シナリオを描くドラマとは大違い。
【作っている感】
近頃、ネット動画をテレビに流したり、芸人のトークが中心だったり、どうも手を抜いているな...的な番組が多い。
それに対して、相棒は、スタッフも出演者も頑張っているな、作っているな感が凄く感じられる。
現在、NHKの視聴率(占有率?)が微妙に上がっている。ちゃんと作っているからだろう。いや、民放の手抜きが酷いというべきか。
13話も良かった。人気の若手俳優(溝口琢矢)さんが出たのですが、彼の演技も素晴らしく、シナリオも良かった。
溝口琢矢さんのファンが見て、視聴率を取った面もありますが、そのファンを相棒に取り込めたのではないだろうか。
一方、相棒ファンの人も、溝口琢矢さんって誰なの?と注目した。
良い相乗効果が働いているような気がします。
【裏番組】
裏番組の出来が悪い。
ホンマでっか!?TVは、視聴率が15%前後でそんなに悪くはない。
ザ!世界仰天ニュース 視聴率が15%前後
くらべるくらべらー 視聴率10%以下。下手すると6%以下。<=原因はこれっぽい
年末に放映された 相棒 season9 第8話 「ボーダーライン」は、ワーキングプワーを取り上げ、衝撃的な内容だった。
フィクションなのに...異常なリアリティを感じられた。
非常に暗い欝な内容だったが...人々は面白い?と感じた。
いや、凄いと感じたというのが、正確だろう。
それに対して、裏番組のTBSがやっていたのは、「イチハチ」。お金持ちがバンバン出ている番組をやっていた。
偶然なんでしょうが、何とも対照的。
どちらが、視聴者の心に残ったのかは、言うまでもない。
TBSは以前、相棒の裏番組に「浅見光彦 最終章」というのをやっていた。
最終章と言っていたくせに、この間「浅見光彦シリーズ 29 菊池伝説殺人事件」というのをやっていた(結局見たけど)。
浅見光彦最終章とは何だったのか。原作者や出演者、何よりも視聴者に失礼ではないだろうか?
「終わる終わる詐欺」ではないだろうか。
TBSはボクシングで、「試合始まります詐欺」をやったが、こんどは「終わる終わる詐欺」。
次はどんな詐欺をするのだろうか?
そんな風に思っていたら、「イチハチ」。ヤラセをやっていましたね。
視聴者をバカにしているのだろうか?
【結局...】
ただ単に、ファンの文章になってしまった。