硬直した正義 〜ルールを守ることが一番大事

ちょっとしたきっかけで、こちらの記事を見て。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2010/0809/337676.htm?g=01
 車椅子の祖母を乗せて、身体障がい者等用駐車場を利用したのですが、車椅子マークを付けないで利用したので、怒られたという話です。
 多くの人は、トビの主は、車いすマークを付けないあんたが悪い攻められていますが...僕としては、「硬直した正義」を感じます。

(ある人は、身体障がい者等用駐車場は、車椅子の人が運転する場合、妊婦が運転する場合のみ利用可能と言っているが、島根の記述を見ると、運転者が障害の場合のみと言う意味ではない。他の自治体も、「乗車」という表現でしたり、あいまいです。)

【そもそもは】
① 身体障がい者等用駐車場は、身体障がい者等の乗り降りや移動に配慮して設置されたものはずです。
 ですから、身体障がい者等の人が乗っていれば、利用可能なはずです。
②しかし、健常者の不正利用が増え、障害者が乗っていることを表すものとして、
 マークの導入。
③マークがなければ身体障がい者等の人が乗っていても利用できない。

 気のせいか、当初の目的から離れています。
 本来は目的にあった正当な利用なのに、マークがないだけで、不正利用になっています。
 一度ルールが出来てしまうと、目的に合っているか合っていないかより、ルールに合っていることが重要視される。

 年、3〜4回の利用でも、申請しない駄目という主張が多いですが、
 たとえば、障害者の友人を乗せる場合なんて、どうなんでしょうか?
 障害者の友人は、マークを持ち歩かないといけないのでしょうか?
 障害者の友人を乗せるために、マークを申請しないといけないのでしょうか?

 ルールに縛られないで、もう少し、周りの人は、頭を使うべきです。

【ルール派は頭を使わない】
 主張を見ると判りますが、ルール派たちは、頭を使いません。
 非常に、0、1的な発想です。
 目の前のことを自分で考えて判断するよりも、マークや証明書です。

 たとえば、怒鳴ったオジサンは、マークがない=不正利用となっています。
 普通、他人を叱るのであれば、しっかり情報を集めて、叱るべきです。
 注意や観察、相手の事情の推測など、なしです。

 行動をいきなり飛んでいます。0、1的な発想から来る、0、1的な行動です。