私には、AKBのメンバーの区別がつかない。
モーニング娘よりも、区別がつかない。
あくまでも、AKBと主張しているから、AKBだなと認識しているに過ぎない。
しかし、これは...ある意味メリットなのだろう。
なぜなら、あっちこっちに、同時に存在できるためだ。
ある人は、秋葉原で踊り、ある人はテレビ番組に出演し、ある人はグラビア撮影ということが可能。
そうすることより、認知度を上げることは容易だし、メンバーが脱退しても、売り上げが減少するリスクが少ない。
また、なによりも、ギャラが高騰する可能性が少ないのが良い。
AKBは、脱個人をすることによって、安定的な収益を目指しているともいえる。
そう、これは、まるで、アメリカのプロレス団体「WWE」のようだ。
そう、AKBはグループではなく団体なのだ。
スターに依存しない興行団体。
【複数の事務所に所属】
モーニング娘でも、他の女性グループでも、通常は、みな同じ事務所に所属している(例外も多いですが)。しかし、AKBの場合、個々がバラバラな事務所に所属していたりする。そのため、いろいろな事務所が営業しているので、営業力は高い。また、小ロッドで、バーターも可能だ。これが知名度の向上にも、営業のしやすさにもつながっている。
さらに、各事務所に小額でも、利益をばらまくことにより、他の事務所の対抗意識を奪っている。むしろ、AKBの巨大化により、利益を得るように頭が行っているのではないだろうか?
これがジャニーズやモーニング娘、スピードなどとの大きな違いだ。
そして、本体はポイントを押さえて利益を得る。まさにエコシステム。大変優れたビジネスモデルだ。
【スター依存型】
映画にしろ、球団にしろ、スター依存型は、そのスターが辞められたり、移籍したり、時代遅れになったりすると、売り上げが激減するという弱点を持っている。
松井秀樹が移籍した後の巨人の凋落を思い浮かべると、判りやすいのではないでしょうか。
現在、球団はボールパーク化を目指し、勝敗や大スターに依存しない球団経営を目指している。もしくは小スターを作り、年俸の高騰とリスクの分散化を行っている。まさにAKBのやりかたに近い。
AKBは、まさに、時代に合った売り方なのだろう。
上手くいけば、宝塚も夢じゃないか?