ライバル会社のSWOT分析をやってみましょう

 SWOTはかなり有名です。コンサルタント以外にも、一般の方でもやられている方が多い。
 もっとも、自社をやっている人は多いのですが、ライバル会社のSWOTをやっている方は少ないです。
 なぜ、ライバル会社をやると良いのでしょうか?
 ビジネスにおきましては、差別化が重要です。
 そのため、相手のSWOT、できることできないことを理解して、相手の出来ないこと、苦手なことを自社がやり、相手の弱点を攻めることが重要になります。
【たとえば、八百屋さん、魚屋さん】
 鮮度と人材が最大の強み。
 逆に、スーパーは、鮮度と人材が最大の弱点。
 スーパーは鮮度的に、個人商店より1日劣っている場合が多い。また、店舗加工において貯め置きが多いため、鮮度的にどうしても不利になる(パートさんは加工が出来ない場合が多い)。ミールソリューションに置いても、商品知識や意欲が低い場合が多いので、まともにやり出すと、差がつきやすい。
 「安いよ安いよ」では、スーパーに勝てないが、それ以外なら、意外と勝負になる。品揃えに関しても、消費者が食べる肉・魚・野菜の種類なんてたかが知れている。そのため、雑貨・衣料品などと違って、店舗面積勝負にはなりづらい(大型スーパーは同じ種類を大量に置いてある場合が多い)。

【たとえば、セブンイレブン
・強力な物流
・優先的な新製品の販売
・弁当など新製品開発力
・提携による各種サービス
・本社のサポート
などの強みがあります。正直言って強いです。
 しかし、強みが弱点とつながっている場合もあります。
・値引き制限
・固定的な仕入
・高いフランチャイズ
・本社により固定化したビジネスモデル
 基本的に、価格がらみですね。コンビニは利便性を武器に高値で売るビジネスですから、逆に価格が下げれないビジネスともいえます。
 近所にドラッグストアー、ホカ弁、小型スーパーがあって、飲物やお菓子を安売りされると、倒産はしないまでも、かなり苦しい事態になったりします(大型は購買に時間がかかるのでライバルではない)。
 ドラッグストアーや小型スーパーがコンビニ化している昨今では、かなり激突しています。
 また、地域にあわせて、商品の仕入れを変えれても、ビジネスモデルまでは変更できません。