[勝手にコンサルティング]アメリカは追われ、日本、韓国、中国は板ばさみ...

 本日はこちらの記事を読んで考えたこと。
 リンクが上手くいっていないので、
http://blog.goo.ne.jp/mit_sloan/e/0d19edef63fbc07781d82a30609745e0
こちら

 アメリカは、日本、ヨーロッパ、韓国、台湾、中国、インド、アセアン諸国に追われている。
 ヨーロッパは、アメリカとヨーロッパ、韓国、台湾、中国に挟まれている。
 日本は、アメリカと韓国、台湾、中国に挟まれている。
 韓国は、アメリカ、日本と台湾、中国、アセアン諸国に挟まれている。
 中国は、韓国台湾とアセアン諸国に挟まれている。
といったん感じでしょうか?
 以前、ライバル企業をSWOTする、ライバル企業の視線からSWOTするなどを書きましたが...立場を変えてみると、相手の弱点や自分の長所が良く見えるようになる。
 韓国には、「鵜飼理論」というのがあって、韓国は鵜で日本が飼い主という考えがある。韓国経済は、部品、素材を日本に依存しているため、輸出が増えると日本からの輸入が増える対日赤字が増えるためだ(これは台湾にも当てはまる)。
 一方、日本で海外へ組立工場の移転が進んで、部品(資本財)の輸出が増えていた頃、エコノミストと称する人たちは、日本は下請けになったと嘆いた。
 海外から見ると、資本財を日本に依存しないといけない点が悩みであり、日本の強さと見ていたのですが...
 結局、どこの国も、好景気には慢心し、不景気には自信喪失「大変だ」、「大変だ」なんですよね。
 で、結局は、それに対してどうするか?なんですけどね。
 通貨対策や賃金対応は、はっきり言って麻薬。その場しのぎになり、楽だけど直ぐにまた辛くなる。どうやったところで、追われたり、挟まれたりする状況は、なくならない。
 生活向上のために、貿易・経済活動があるのに、貿易・経済活動のために、生活水準を下げる羽目になり、本末転倒になる。
 現在、日本は、この状況に陥っている。
 生活水準を下げるという、安易な解決しかできない創造力のない腕の悪い経営者に政治家。一方、下げたくない国民。
 創造的問題解決、発明的問題解決を、ボンボンの現状の経営者や政治家に求めるのは無駄かな...

PS
 現在、自動車は車の機能・性能が消費者の要望を超えて、イノベーションのジレンマに陥っている可能性が高い。
 イノベーションのジレンマは、機能・性能・品質では、逃れられないので、ビジネスモデルの変更が重要なのですが...