「最低賃金が１５００円になったら日本は滅びる」と言う人がいる。
しかし、この意見は非常に怪しい。
最低賃金が１５００円になった場合、物価上昇が起きる。
その結果・・・・円が下落するからだ。
そもそも、論として・・・・日本の国際競争力は、最低賃金者の賃金に依存しているのだろうか？
最低賃金が上昇したら、アップルやGOOGLEやマイクロソフトの競争力が失われるだろうか？
依存しているとしたら、「金持ち何やっているんだよ」と言いたい。
金持ちの国際競争力のなさを最低賃金者の低賃金で、カバーしていますなんて、恥ずかしくないの？
個人的には、最低賃金を上げると国際競争力がなくなると叫ぶ、経営者・金持ち・学者のレベルの低さの方が国を衰退させている。
また、１５００円になったら自動化が起きて、失業すると言う。
これも、嘘くさい。
なぜなら、スイスなどでは時給２０００円まで行っているが、ファーストフードは完全自動化などされていないためだ。
相変わらず、日本と同じように人手を使っている。
そもそも、今の時代、単純労働も人手不足なんだから、時給１５００円にして、バンバンできるものなら自動化した方が良い。
反対意見のはずが、むしろ推進の意見だよな。
広い目で見ると、人々の生活水準向上は、機械導入と知恵により行われてきたので、機械化は生産性向上・生活水準向上のために大賛成だ。
雇う人数が減ると言う人が居るけど、コンビニでもファーストフードでも２名必要だから２名雇うのだ。
最低賃金が安いから、２名で済むところ、３名雇うなんて経営はしない。いたずらに賃金を下げたところで、労働需要は発生しないのだ。
賃金の低下により経営者や株主の取り分が増えるだけ。
1500円になった場合、コンビニが個人経営の自営業に負けてしまうかもしれないが・・・負けても良いじゃないか。その代わり、自営業の産業が生まれるし。
コンビニやマックがなくなったって日本は滅びないよ。
成り立たない産業が出るかもしれないが、それで日本が滅びることはないよ。
