セシウム検出されませんでした。
なんて、物を見るたびに思う。
セシウム134の半減期は、約2年で半分になる。つまり、4年で四分の1、6年で8分の1。8年で16分の1。
セシウム134はガンガン放射能を出して、徐々になくなっていく。
(セシウム137は半減期が約30年なので、そんなに簡単ではないですが)
でも、セシウム134が減るだけで、他の放射性物質ストロンチウムなどは、どうなるんだろう?
ストロンチウム90は半減期が30年だから問題ないのだろうか?
厄介なのが生物濃縮。
魚や貝など海の生物などで濃縮される上に、人体で濃縮される可能性すらある。
(全部排出されれば、良いんだけどそうはいかない)
生物濃縮で、とんでもない目にあったのが過去の水俣病。
海の水で薄まっているから問題ないと思っていたら大間違い。
生物の中に残留して、濃縮され、それを食べた人間に蓄積して病気になった。
今の時代、公害なんて、教科書にはほとんど乗っていないから知らない人も多いでしょうね。
ストロンチウムなどで同じことが起きないのだろうか?
国や業者の発表は、セシウム基準。
ストロンチウムの濃度が上がっても、見て見ぬふりと言うか、そもそも測定していない。
昔、狂牛病でこんなことがありました(細部は忘れましたが・・・)。
ヨーロッパ:日本はBSE注意国です。
日本政府:日本は安全だ。BSEは存在しない。危ないと言う証拠はなんだ。
ヨーロッパ:日本はBSEに対して対策せず、調査もしていないからBSE注意国です。
日本政府:日本は安全だ。BSEは存在しない。安全で存在しないから調査する必要なし。
私の疑問:調査もしていないのに、なぜ安全と言えるのだろうか?
数年後、日本でBSE発見。
なんというか、原発事故と似たような感じ・・・・
原発は安全だから、対策する必要なし。
残留放射能も同じ構図になるかも。
安全だから、セシウム以外調査する必要なし。