リストラ それとも ダウンサイジング 〜ソニーやNEC

 由来は英語なのに、日本に入ってきた瞬間、英語とは別の意味になる単語がある。
 その一つが、リストラですが・・・

 リストラって、どういう意味でしょうか?
 日本では、解雇・首切りでしょうか?


 リストラクチャリング、再構築という意味みたいです。
 会社の事業を見直し、再構築という意味みたいです。


 過去、GEは、TV事業を持っていましたが、TV事業を売却、他社から医療事業を買いました。
 IBMも同様に事業を売却する一方で、そのお金を使い買収をしました。
 人員に関しても、ある事業部は減らす一方で、増やしている事業がありました。
 要するに、辞める事業を売り、そのお金を使い伸ばした事業に投資するわけです。


 それに対して、ダウンサイジングというのもあります。
 事業を売る、または辞めていき、会社の規模、人員、売り上げを縮小させていきます。

 NECは2000年度5兆4097億円売り上げがありましたが、現在は約3兆円です。
 NECは、半導体部門を持っていましたが、切り離しました。
 NECは、事業をどんどん切り離して行き、売り上げをどんどん減らしていますので、結果的に、ダウンサイジングと言えます。


 過去、日本一に輝いた、携帯部門も、六位へ順位が低下、スマートフォンに押されており、微妙な状況です。


ソニーはどうなる】
 さて、ソニーはどうなるでしょうか?
 人員削減、ハードの生産を縮小して、どこに行くのか?


 個人的には、化学部門を売却したのが、気に食わない。
 日本企業が相対的に強いのが、高機能素材などの化学なので、強みを捨てているようにしか見えない。
 ソニーウォークマン実現には、電池の力があったわけでして、革新的なデバイスを発明し、それを用いた革新的な製品を出すというのが、ソニーのヒットの流れだったのですが・・・・


 PSにしろ、ビデオレコーダーにしろ、トランジスタラジオにしろ、何にしろ、優秀な部品が背後にあるわけです。