2011年は、1980年以降、30年ぶりの貿易赤字ですが・・・・
貿易黒字でいることがそんなに重要なのだろうか?
必要ない。
確かに、黒字はGDPを増やすのには、プラスですが・・・
高度成長期、日本はそんなに黒字じゃないんですね。
内需が伸びていたため、輸入も増え、結果として、とんとんぐらい感じでした。
黒字が固定化したのは、高度成長が止まり、内需の伸びが止まり始めた頃あたりからでしょうか?
GDPを黒字で増やす時代の始まりです。
アメリカは慢性的な赤字ですし、ヨーロッパではとんとんの国は結構あります。
貿易赤字=低成長を意味しませんし、貿易赤字=失業も意味しません。
ところが、日本人は、貿易黒字を出すことが、成長に必要だと思い込んでいます(まぁ、確かに黒字の方がGDP的にプラスなんですが・・・)。
じゃあ、貿易黒字を出すためには、どうしたら良いのか?
国内を不景気にして国民を貧しくして消費を減らし、輸入を減らせばいいのです。
消費をガンガンして、景気を良くして、輸入が増えるアメリカと逆ですね。
今回は震災がらみの異常事態ですが・・・・これを機に、膨大な黒字を出さないといけないと思いこんだ、重商主義的経済価値観から脱出する必要があるのでしょうが・・・・
まぁ、ムリでしょうね。