2011年が転機になるかビジネスと人工知能 〜HALはいつ出現するか。

 2011年に、iPhone4s人工知能を利用したサービスSiriが搭載された。
(日本のNTTにも、執事さんは居ますが、人工知能としてのレベルは段違いの様だ。)
 また、2011年は、IBMのWATSONというシステムを開発して、クイズで人間を破った。


 人工知能は、漢字変換や音声認識検索エンジンという形で、徐々にその利用範囲を広げてきましたが、
 今後は、一気にその適用範囲が広がるかもしれない。


 特にSiriのインパクトは大きい。
 膨大なユーザーを会得し、ユーザーの質問を記録・分析し、地道にそれを対応すれば、
 結果的に、ユーザーの多くのニーズに対応できるようになるだろう。


 このユーザーのニーズを把握して、地道に、改良を重ねると言う行為は、膨大な手間と時間、お金がかかるために、
 一度標準を取られてしまうと、追いつくことは容易ではない。
 それこと、合計数千億円が必要になるかもしれない。


 1998年ならば、googleに追いつき追い越すのは、百億円あれば出来たけど、今は、1000億円使っても難しいだろう。
 おそらく同じことが、起きるだろう。

 今やらないと、2020年。SiriやWATSONに追いつくことは、非常に難しいだろう。


 後から振り返ってみると、2011年は、震災と原発円高、TPPに頭を取られて、他のこと考えられなかった年として、後の時代から評価されるかもしれない。


 スーパーコンピュータに五百億円かけて、世界一になったと喜んでいるお金があれば、なんでこっちにお金を使わなかったんだと言われるかもしれない。時代遅れの古い価値観に囚われていたと評されるかもしれない。


 コア技術に関しては、もうアメリカに追いつけないかもしれないですが、ロボットとの組み合わせでは、日本はリードできるかもしれない。
 ホンダさんやNECさんには頑張ってほしい物です。


 と、2011年の最後に考えてみました。
 では、良い年越しと新年を。