日本は昔から、末端が血反吐を吐いて努力して、上が台無しにするのが定番 〜本当の第3の敗戦

 東電やオリンパスの社長、政治家を見て、日本のトップの人材は酷いな〜と思いますが...


 日本の近代で、大組織のトップが有能だったのは、明治政府と戦後20年程度ではないでしょうか。


 それ以外は、日本は昔から、末端が血反吐を吐いて努力して、上が台無しにするのが定番です。


 もっとも、日本だけではなく、海外も似たようなものです。
 典型的な、組織が衰退気に入り、組織の寿命が切れかかっていると言う感じです。


 ロシアや中国なら大崩壊で、屍が積み上がりますが、
 日本は、末端が血反吐を吐いて努力しますので、死屍累々というよりも、腐って行くイメージでしょうか。
 それに諸外国よりは停滞しませんが...


【第3の敗戦】

 私の言う「第三の敗戦」は、堺屋太一氏の「第三の敗戦」とは少し異なります。


 私の言う敗戦とは、単純な敗北・逆境というよりも、組織の劣化を指していると言う方が妥当でしょうか。


 組織の劣化を原因として、物事の変化に対応できない。また、惨劇を起こしてしまう。


 大震災が起きたこと自体は敗戦ではなく、東電というトンデモナイ腐った組織とそれにより引き起こされた惨劇、そして政治の怠慢こそが敗戦と考えます。


 幕末の時には、かずかずの英雄。
 戦後には、有能な政治家の復権や経営者の台頭、GHQの強権などがありましたが...


 今回は、どうでしょうか?
 基本的に、立て直す人は、本流からではなく、
 本流からはじかれた脇から出て来るものですが...


 そう考えますと、九州や東北から思わぬ人物が出て来るのかもしれません。


 本当の敗戦が来るのは、2012年だと思ったのですが...相変わらず当たらないな。